生まれたての肌に少しでも近づけたい… 大山皮ふ科クリニック

クリニック通信

2017年07月10日

肺がんについてのお話

7月6日
広島大学 原爆放射能医科学研究所 腫瘍外科 准教授 宮田 義浩先生の「肺がん」についてのお話を聞いて来ました。


肺がんは男性の癌の死亡第1位 女性でも多くなっているとのことです。

CTの普及によって、最近では早期ガンが多くなっています。

ちなみに胸部レントゲン写真で癌がみつかった人とCTでみつかった人では死亡率に20%もの差があったそうです。

 

昔は肺がんというと、片方の肺を全部取ってしまうという手術でしたが、現在では縮小手術、 内視鏡手術が多くなっているようです。

手術ロボット、ダビンチで肺がんの手術をすることもあるそうですが、まだ保険収載されておらず、自費になるので 200万円くらいかかるそうです。

でもダビンチで手術すると手術時間も短く、よって患者さんの体への負担は少ないようです。

これは余計なことですが、今日初めて知ったのですが。ダビンチはもともとは戦場で手術の必要な兵士を遠隔から手術するという目的で開発されたのだそうです。へーえ。


以前市民病院の泌尿器科の先生の前立腺がんのお話を聞いた時も、ダビンチで手術すると、極端に出血量が少なく、手術時間も短いと言われてました。

もっとダビンチが普及するとよいですね。
ダビンチは執刀医にもやさしく、通常手術は立ってやりますが、長時間の手術になると、そして、年を重ねてくるとつらいんだよねと。ところがダビンチだと座って手術できますから、、、