クリニック通信
2020年01月27日
ニキビ治療について
ニキビの外用療法は現在2つの柱があります。ひとつは抗菌剤、アクネ菌の増殖を抑制するものです。
もうひとつはピーリング効果のある薬剤です。これはピーリングすることによって、皮脂の排出を促し、
新しいニキビの発生を抑制するものです。ピーリング効果のある薬剤はその薬効のため、副作用として皮膚の乾燥が現れます。
その副作用を抑えるために保湿剤も一緒にお出しすることが多いのですが、それでも乾燥が良くならないため
ピーリング効果のある薬剤を中止しておられる患者さんを時々経験します。
そんな時は、勝手に中止しないで、是非ご相談ください。保湿剤にもいろいろあり、保湿剤を変えることで
ピーリング効果のある薬剤も継続できるからです。
ピーリング効果のある薬剤を日本で使用できるようになり、日本のニキビ治療もずいぶんと幅が広がりました。
せっかく良いお薬が出たので、上手に使っていきたいものです。