クリニック通信
2015年09月02日
乳がんのお話
広島市民病院 乳腺外科部長 大谷 彰一郎先生のお話を聞きました。
今や、日本女性の14人に1人が罹患すると言われている乳がんのお話を聞きました。
乳がんの治療は手術、化学療法、ホルモン療法、放射線療法、分子標的治療を組み合わせて行われます。
以前は乳房を全部とってしまうような手術が主流でしたが、今は手術前に抗がん剤で小さくしておいて、小さく取るというのが主流のようです。
お話の中で、興味を引かれたのは、手術で取った腫瘍の一部をアメリカに送り、遺伝子学的に検査して、この腫瘍の再発率がどれくらいか調べる事ができるのだそうです。
再発率が高いという結果がでれば、引き続いて抗がん剤治療をするけど、再発率が低いという結果なら抗がん剤治療をしないという、、、
但し この検査には40万円という費用がかかるそうです。
アメリカでは抗がん剤治療をすると100万円くらいかかるので、40万円かかってもこの検査を受ける人が多いとか、、、
どんどん進歩しているのですね。
院長 横山寧恵